|
2012.04.29 Sunday 書籍発刊のご案内
皆様 当会会員で毎日新聞社外信部専門編集委員の西川恵氏の 新著『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)を ご紹介します。 西川恵氏より、イランにかかわる内容につきまして一文を いただきました。 また、西川恵氏は、東京国立近代美術館で開催中の ジャクソン・ポロック展(2月10日〜5月6日)にも 深く関わっておられます。 インターネット版「フォーサイト」(新潮社)に掲載された 一文もあわせてご紹介します。
日本イラン文化交流協会 事務局 景山咲子
*****
◆『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』 出版社名 :世界文化社 出版年月 : 2012年4月 著者:西川 恵 定価:1,785円(本体1,700円) ISBN:978-4-418-12506-7 目次、概要、西川恵氏のプロフィールは、下記サイトを ご覧ください。 http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/12506.html
☆西川恵氏より 本著のねらいは「プロトコール(外交儀典)から国際政治を読む」ことで、 そのうちの1章をイランに割いた。 イラン革命後、イラン当局と各国の駐在大使館はウィーン条約をめぐり ギクシャクを続けている。不可侵権のある外交官宅に革命防衛隊が 踏み入ったり、外交封印袋や外交官の郵便物が開けられたりして、 条約が規定する外交官特権が侵害されてきた。その都度、各国大使館は イラン外務省に抗議するが、「上に伝えます」と返ってくるだけ。 国際協調派の外務省も強硬派に有効な手が打てないのが実情だ。 ただイラン政府内も子細に見ると興味深い変化がある。その一つが 2月の革命記念日に各国大使を招いて催すナショナルデーのレセプション。 それまでは大統領の演説を聞くだけの簡単なものだったのが、昨年は 革命以来初めて各国大使を夕食会で丁重にもてなした。今年はさらに 面白い。夕食会に夫人も招いたのである。もてなしたのは保守強硬派と いわれるアフマディネジャド大統領。 ちなみに今年2月の駐日イラン大使館の革命記念日のレセプションに 行かれた方は気づいたかも知れないが、招待客を出迎えるシャベスタリ 臨時代理大使の脇に大使館幹部のご夫人たちが並んだ。数年前までは あり得ないことで、これは本国と連動した動きである。核開発問題で 強硬姿勢を見せる一方で、この柔軟な姿勢は何なのか。そのあたりの 背景は本書で分析している。 もう一つ、なぜイラン首脳(非宗教者)はネクタイを締めないのか。 イラン大使も公的な場では必ずスタンドカラーの白シャツで通す。 服装はシンボル機能をもち、何を着るかに国のあり方が映し出される。 「スタンドカラーの白シャツ」にもそれが映しだされる。 ちなみにこのイランの章のタイトルは「イランとウィーン条約」。 副題は「ネクタイを締めるのはいつ?」。これまで書かれたことのない 視点からイランを分析したと思っている。
◆米とイランが呉越同舟したジャクソン・ポロック展 1976年にファラ王妃が購入し、テヘラン現代美術館に 所蔵されていた「インディアンレッドの地の壁画」(1950年完成)が イラン政府の協力のもと、今回の東京国立近代美術館での ジャクソン・ポロック展に出品されるまでの経緯を インターネット版「フォーサイト」(新潮社)に 饗宴外交の舞台裏(164)として掲載されています。 下記サイトでお読みください。 |
CALENDAR![素材満載 ブログで作る かんたんホームページ [CD-ROM付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61XF13WMY1L._SL160_.jpg)