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書籍発刊のご案内

皆様

当会会員で毎日新聞社外信部専門編集委員の西川恵氏の

新著『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』(世界文化社)を

ご紹介します。

西川恵氏より、イランにかかわる内容につきまして一文を

いただきました。

また、西川恵氏は、東京国立近代美術館で開催中の

ジャクソン・ポロック展(2月10日〜5月6日)にも

深く関わっておられます。

インターネット版「フォーサイト」(新潮社)に掲載された

一文もあわせてご紹介します。

 

日本イラン文化交流協会

 事務局 景山咲子

 

*****

 

◆『饗宴外交 ワインと料理で世界はまわる』

出版社名 :世界文化社 

出版年月 : 20124

著者:西川 恵

定価:1,785円(本体1,700円)

ISBN978-4-418-12506-7

目次、概要、西川恵氏のプロフィールは、下記サイトを

ご覧ください。

http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/12506.html

 

☆西川恵氏より

本著のねらいは「プロトコール(外交儀典)から国際政治を読む」ことで、

そのうちの1章をイランに割いた。

イラン革命後、イラン当局と各国の駐在大使館はウィーン条約をめぐり

ギクシャクを続けている。不可侵権のある外交官宅に革命防衛隊が

踏み入ったり、外交封印袋や外交官の郵便物が開けられたりして、

条約が規定する外交官特権が侵害されてきた。その都度、各国大使館は

イラン外務省に抗議するが、「上に伝えます」と返ってくるだけ。

国際協調派の外務省も強硬派に有効な手が打てないのが実情だ。

ただイラン政府内も子細に見ると興味深い変化がある。その一つが

2月の革命記念日に各国大使を招いて催すナショナルデーのレセプション。

それまでは大統領の演説を聞くだけの簡単なものだったのが、昨年は

革命以来初めて各国大使を夕食会で丁重にもてなした。今年はさらに

面白い。夕食会に夫人も招いたのである。もてなしたのは保守強硬派と

いわれるアフマディネジャド大統領。

ちなみに今年2月の駐日イラン大使館の革命記念日のレセプションに

行かれた方は気づいたかも知れないが、招待客を出迎えるシャベスタリ

臨時代理大使の脇に大使館幹部のご夫人たちが並んだ。数年前までは

あり得ないことで、これは本国と連動した動きである。核開発問題で

強硬姿勢を見せる一方で、この柔軟な姿勢は何なのか。そのあたりの

背景は本書で分析している。

もう一つ、なぜイラン首脳(非宗教者)はネクタイを締めないのか。

イラン大使も公的な場では必ずスタンドカラーの白シャツで通す。

服装はシンボル機能をもち、何を着るかに国のあり方が映し出される。

「スタンドカラーの白シャツ」にもそれが映しだされる。

ちなみにこのイランの章のタイトルは「イランとウィーン条約」。

副題は「ネクタイを締めるのはいつ?」。これまで書かれたことのない

視点からイランを分析したと思っている。

 

 

◆米とイランが呉越同舟したジャクソン・ポロック展

1976年にファラ王妃が購入し、テヘラン現代美術館に

所蔵されていた「インディアンレッドの地の壁画」(1950年完成)が

イラン政府の協力のもと、今回の東京国立近代美術館での

ジャクソン・ポロック展に出品されるまでの経緯を

インターネット版「フォーサイト」(新潮社)に

饗宴外交の舞台裏(164)として掲載されています。

下記サイトでお読みください。

http://www.fsight.jp/article/11235

 
| 学術関係 | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

「古鏡の沈黙」出版

 

皆様

当会理事の鈴木珠里さんが翻訳に携わった新刊

「古鏡の沈黙」をご紹介します。

 

日本イラン文化交流協会

 事務局 景山咲子

 

****

 

「古鏡の沈黙  立憲革命期のあるムスリム女性の叫び」

 

ミシンが文明開化であったイラン近代化の黎明期

誰にも見せられず本に挟まれていたある女性の詩に

当時のイラン女性みなの苦しみと抑圧が明かされる

 

ジャーレ(アーラム=タージ・ガーエムマガーミー)著

ザフラー・ターヘリー解説

中村菜穂・鈴木珠里訳

 

四六判上製224頁 2,200(税別)

ISBN978-4-89642-373-0 C0098

 

★鈴木珠里さんよりのメッセージ

今回紹介したジャーレという女性詩人は、おそらくイランで知っている人は

ほとんどいない無名の詩人です。文学者という枠にいない女性であったから

こそ、そしてそれを公にすることを考えていなかったからこそ、当時の時代の

生生しい(あるいは活き活きとした)声を正直に詩に表すことができたので

しょう。イランが文明開化を迎えた頃の「虐げられた」女性の声が、21世紀を

迎えた私たちが共感できるのは、なぜでしょう?結局のところ、女性の苦悩は

一世紀を超えても大して変わりはない、ということでしょうか(笑)

 

 ※鈴木のところにも在庫がありますので、

直接shuri_shushushu@yahoo.co.jp

 メールを下されば幸いです。

費用: 2310円(税込) 送料無料

| イラン関連書籍 | 08:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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